USECASE 熱に弱い素材向けホットメルト
(低温タイプ)

低温ホットメルトは、一般的なホットメルトよりも低温で溶融するタイプの接着剤です。発泡スチロールや熱に弱い素材の固定に適しており、梱包作業や緩衝材の固定など、用途は多岐にわたります。低温で作業できるため、作業者への負担軽減にもつながります。

用途例のイラスト
Mechanism

低温ホットメルトの基本構造

ホットメルト接着剤は温度によって粘度が変化します。
低温タイプ(ローメルト)は、一般的な高温タイプと比較して、より低いエネルギーで融解・接着が可能です。

低温タイプ (Low Melt)
130~150

熱ダメージ減・省エネ

一般タイプ (Standard)
180~200
低温ホットメルトと高温ホットメルトの融点比較グラフ
温度と溶解度の相関イメージ

低温ホットメルトの特長

素材へのダメージを抑え、作業環境も改善する3つのメリット

熱に弱い素材にも
使いやすい

発泡スチロールや薄い樹脂素材など、熱変形しやすいデリケートな素材への使用に最適化されています。

作業者への
負担軽減

低めの温度帯で作業できるため、万が一の接触時のリスクや、作業場の室温上昇などの熱負担を大幅に低減します。

省電力・低臭

運用温度が低いためエネルギー消費を抑制。また、一般的なホットメルトと比較して加熱時の臭気が少ないのも特長です。

代表的な用途

発泡スチロールの固定

緩衝材や箱内部の固定などに。

梱包資材の組立

段ボール・包装資材の組立や仮固定に。

樹脂素材の接着

熱に弱い樹脂部材の固定用途として。

一般的なホットメルトとの違い

  • 使用温度帯 低温:約130〜150℃ 一般:約180〜200℃
  • 適応素材 熱に弱い素材(発泡・薄膜樹脂)にも対応
  • 作業環境 熱負担が少なく、臭気も低減

安全にお使いいただくために

  • 塗布温度や使用条件はグレードごとに異なります。
  • 接着面の汚れや油分は事前に除去してください。
  • 熱に弱い素材は必ず事前にテストを行ってください。
  • 使用するグルーガンの適合温度を必ず確認してください。

低温タイプのホットメルトに関するよくあるご質問

発泡スチロールやプラスチックなど、熱に弱い素材にホットメルトをお使いいただく際の注意点や、よくいただくご質問をまとめました。

発泡スチロールにホットメルトを使えますか?

発泡スチロールなど熱に弱い素材には、120〜140℃で使用できる低温タイプのホットメルトが適しています。溶かさずに接着でき、模型や梱包、簡易補修などに使用されています。素材や条件によって最適なグレードが変わるため、迷う場合は一度ご相談ください。

低温タイプと高温タイプの違いは何ですか?

主に使用時の溶融温度が異なります。低温タイプは約120〜130℃、高温タイプは約160〜200℃で使用します。低温タイプは発泡スチロールや一部の樹脂など熱に弱い素材向け、高温タイプは木材・金属・耐熱が必要な用途向けに使われます。

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